ゆるる@マーケ転職×副業

マーケティングに関する転職・副業ブログです。

「広告代理店の営業を辞めたい」と思い転職したら大成功だった話。

はじめまして!ゆるると申します。

総合広告代理店の営業を2社で経験後、IT企業のマーケティング担当として働いています。【マーケティング】×【転職】×【副業】を軸にブログで情報発信をしています。

 

総合広告代理店の営業職として働いていた頃の話

僕は大学卒業後、新卒で総合系の広告代理店に入社、営業として様々な企業の広告やマーケティングを支援するような業務を行っていました。新卒の会社である程度の業務ができるようになった後に、キャリアアップとして別の代理店に転職。しかし人間関係や古い営業手法などが合わずに退職し、今はIT企業のマーケティング担当として働いています。

 

僕が大学生だった頃は、広告代理店の仕事に憧れがありました。この記事を読んでいる皆さんもそうだったのではないかと思います。しかし実際に広告代理店の営業として働くようになってからは、憧れではなく現実と向き合う必要が出てきます。入社後は実際にクライアントのマーケティングに関われるという喜びを感じつつも、業務や人間関係への不満が蓄積されていく日々を過ごしていました。そしていつしか、「広告代理店の営業を辞めたい」と思うようになりました。

 

「広告代理店の営業」の嫌なところ

ここからは、僕が感じた「広告代理店の営業」で嫌なところをいくつか紹介していきます。もちろん、働いている会社や周囲のメンバーによって置かれる状況は違うかと思います。あくまで自分の働いていた環境での嫌なところとして、実際にあった出来事を元に嫌なところを紹介していきます。

 

パワハラやセクハラが当たり前。

広告代理店で働いていらっしゃる方なら分かるかとおもうのですが、業界的にパワハラやセクハラが当たり前にあります。女性へのセクハラだけでなく、男性の上司⇒男性へのセクハラもめちゃくちゃ多いです。「彼女がいるのかどうか」を聞いてくるなんてのは当たり前で、「彼女との関係性」に首を突っ込んできたり、下ネタをぶっ込んできたりされることもよくあります。

 

もし下ネタを振られた場合、「話をうまくそらす」なんてことは許されません。その場で上司の満足するような回答ができなかった場合、あとでネチネチ言われたり、「空気が読めない」といって批判されたりします。もともと人前で下ネタや恋愛の話をすることが得意でない自分にとっては、かなりストレスフルな環境でした・・・。

 

クライアントの成果よりも、自社の売上の方が重要。

これも広告代理店の営業あるあるだと思います。営業は毎月や毎年の目標売上・収益をノルマとして抱えており、それを達成するために日々の営業活動をしていく必要があります。そして目標を達成するためには、収益率の高い商材や、他社と差別化できて受注しやすい商材を販売していくことが重要となります。

そのため、「まずはリスティング広告を少額で始めてもらう」というような提案ではノルマの達成やそもそもの受注が難しく、効果が出にくいと分かっていてもTVCMや屋外広告・非運用型広告などの分かりやすく高額な広告・新しい媒体を提案せざるを得ないケースがしばしばあります。

 

最近ではコロナによる広告・販促活動の停止もかなりインパクトがありましたよね。多くの営業担当が、広告の出稿を止めたいクライアントと、売上を維持したい上司や会社の間挟みになって苦しんだのではないかと思います。広告市場は景気と連動する傾向があるので、リーマンショックや、東北大震災など、景気が悪化するようなことが起こった時の営業活動はかなりしんどいものがあります。

 

コンペや細かい調整作業等による残業が多い

クライアントからの突然のコンペや、制作会社等との細かい調整作業による残業もかなり多いです。本来、コンペにならないような関係性の構築や自社のマーケティングが重要なはずなのですが、「競合の○○にコンペで勝った!」というのが広告代理店業界ではステータスのようなものになってしまっており、そのステータスと売上のためにコンペには全力で挑む必要があります。

 

また、コンペ等で業務を受注してからもかなり大変です。TVや新聞などの媒体社や、WEB広告の運用担当者、社内デザイナー・動画の制作会社・WEBサイトの制作会社・・・等、社内外の様々な人達と連絡をとりあってプロジェクトを進めていく必要があります。もちろんやりがいはあるのですが、何か問題が起こったときはどこかに皺寄せが来ることになり、日々プレッシャーとストレスを感じます。

 

 

僕が感じていた「広告代理店の営業」としての不満は主に上記の3つです。業務がしんどくても、人間関係が良かったり、逆に人間関係が悪くても業務のストレスが少なく楽しければ仕事を続けられると思います。ですが、僕の場合は2社目の広告代理店で人間関係が悪く業務もしんどい状態が続いてしまい、体調も悪くなってしまったので転職を決意しました。

 

それまでは、なんだかんだで広告代理店の営業はやりがいもあるし、好きだったのですが、一度「辞めたい」と思うようになると、常に転職のことを考えるようになりました。そして、IT企業に転職をした結果、今ではこの選択は正しかったなと日々感じています。広告代理店の業務では、幅広いスキルやノウハウが身につくと僕は思っています。「広告代理店の営業を辞めたい」と思うようになった方は、一度他の職種や業種への転職を検討してみて、視野を広げてみるのもいいのではないかと思います。

 

IT企業のマーケティング職へ転職して良かったこと。

最後に、実際に広告代理店の営業からIT企業の自社マーケティング職に転職して良かったことを紹介します。あくまで自分の例ですが、人間関係もよくなり、業務内容もより自分にあったものができるようになり、日々楽しく働くことができています。

 

  1. マーケティングの知識やノウハウが社内で評価されやすい。
  2. ・実際にブログやSNS、プレスリリース等を自分で活用しマーケティング活動が行える。
  3. ・自社のマーケティングで培ったノウハウを副業に生かしやすい。
  4. ・若い社員が多く、パワハラやセクハラがない。
  5. ・残業がかなり少なくなった。

 

人間関係については会社ごとに違うかと思いますが、転職して一番変わったのは具体的な業務内容です。今までは広告代理店の立場で収益になるものしか提案ができなかったのですが、今では無料でできるブログやSNSの活用、販売する商品の改善等も含めてマーケティング全体に関わることができています。

また、誰かをディレクションするのではなく、実際に自分で計画を立てて実行まで進めていく業務が増えたため、自分にノウハウやスキルが蓄積されている感覚もあります。副業にチャレンジするようになったのも、自社のマーケティングができるなら、自分のブログで稼ぐこともできるだろうと考えたためです。

 

まとめ

今回の記事は、実際に「広告代理店の営業を辞めたい!」と考えるようになった原因と、転職してみて感じた転職のメリットについて紹介しました。

転職サイトとしては、大手の転職サイトである、リクナビDoDAなどはもちろん、マーケティングに特化したマスメディアン 等の転職サイトもおすすめです。

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